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IME(In-Mold Electronics) とは
IME(In-Mold Electronics : インモールドエレクトロニクス)とは、電子回路が描画されたフィルムを3D成形したものと樹脂を一体成形する技術です。今まで筐体と電子基板に分かれていた部品を一体化することで、次のような効果があると考えられています。
- 総重量の軽減
- タッチセンサー、アンテナ等の性能向上
- デザイン性の向上 ・組み立て工数の低減
- 回路の保護
- コスト低減
配線
直線の配線の場合立体にすると切れますが、ミアンダ配線(蛇行配線)にすることで切れなくなります。
直線
ミアンダ配線(蛇行配線)
使った原型は頂点がR20mmのもの

層構成図
三次元曲面に回路をフィットさせて、樹脂と一体成形する
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「IME(In-Mold Electronics)向け P-Flex®」のパンフレットができました。
IME(In-Mold Electronics)向け P-Flex®のパンフレットができました。Webからダウンロードもできますのでご利用ください。

伸びる基板
『伸びる基板』について『天の川構造を用いた伸縮性LEDランプ』『巴型構造を用いた伸縮性LEDランプ』『伸縮基板を使った筋電などを計る電極』などを展示し、伸びる基板の特長の説明や開発経緯の紹介をします。(動画つき)

伸びないフレキシブル基板が伸びる仕組み
フレキシブルプリント基板の素材自体は伸縮しませんが、巴型構造を用いて基板を伸縮させることが可能です。

天の川切り紙構造による伸縮基板
レーザーカッターを使用し、天の川切り紙構造の手法と組み合わせることで、伸縮する基板を実現可能にしました。この伸びる基板は、伸縮しても抵抗値が一定で、はんだ付けをすることが可能です。

180度折りのための巴型切り紙回路
折り目をつける代わりに巴型カットパターン部が反ることによって、折らずに180度の移動をさせることが可能です。折り目がつかないことにより断線のリスクが減り分厚い丈夫な素材でフレキシブルな基板を作ることにも応用できるのです。
用途
アンテナ、タッチセンサー、片面一層でできる回路
産業分野
モバイル、自動車部品、小型家電、ドローン